2回戦の激闘を制した3Aは波に乗って準決勝ファイターズ戦も3番打者のホームランなどで勝利を収め、遂にこの日を迎えたのでした。「優勝するぞ!」。円陣の掛け声が甲子園の銀傘、いや新浦安のマンションにこだまします。
初回表、絶好調の3番が放った規格外飛距離のタイムリーなどで2-0としました。でも、2回からは打線が沈黙してしまいました。
厳しい暑さの中、選手一丸となった懸命の守備で耐えましたが、3回裏までに2-4で逆転される苦しい展開に。
時間切れの可能性がちらつく4回表。下を向く選手は誰もいません。四球を選び、ゴロを打ち、盗塁を絡める甲子園のような泥臭い野球で1点をもぎ取ると、ツーアウトから1番打者が執念のヒットでさらに1点を加え、4-4の同点としました!
その裏、2回戦で修羅場をくぐり抜けた2番手投手のクールな投球と、捕手のキャッチング・ブロッキングが冴えて0点に抑え、延長サドンデスに突入しました。
1アウト満塁、ベンチとスタンドの仲間たちの大声援の中、3番打者が振り抜いた一撃は、みんなの気持ちが乗り移ったかのように高く弾んで外野へ抜けるタイムリー!
連なる攻撃でさらに得点し、裏の守備はエースが再登板。まずは右翼手がライトゴロを完成させ、最後は内野ゴロからの難しいショーバン送球を1塁手が見事にすくい上げてゲームセットとなりました!!
選手たちはこの大会でどれほど成長したことでしょう。
厳しい局面でも折れない強い気持ち。
チームメイトへの思いやり。
みんなで力を合わせて成し遂げる喜び。
応援してくれる仲間と両親、指導してくださる監督への感謝の思い。
おめでとう。
そしてまたみんなで次のステージを目指そう!
勝どきの雄たけびが新浦安にこだまします...優勝だ!パーティだ!!焼肉だ!!!