2011年3月11日。
あの日から、しばらくは野球どころではなかった。
東日本大震災という未曾有の災害。
東北では津波もあり、2万人以上が犠牲になった。
浦安も液状化が発生し、地割れや陥没など莫大な被害の数々…。
決して忘れることはできない。
日付が同じ3.11に行われた本塩子供会野球部との練習試合。
試合途中、地震発生時刻の14時46分に1分間の黙祷を捧げた。
目を瞑ってもう一度、3.11に思いを馳せる。
幼稚園児だった彼らはいつの間にか成長し、4月から5年生へと進む。
野球どころではなかったどん底から、当たり前のように野球をやれている。
今一度、野球ができることに感謝し、全身全霊でプレイして欲しい。
黙祷が終わり、2点ビハインドの5回、ベイマリの攻撃は美しかった。
四球も絡んでの連打で一気に7点の爆発。
内野も外野も、そしてベンチも必死に声を出して、苦しんだ先にあったのは、
みんなで繋いだ勝ち星だった。
6年という時が経ち、今は野球が笑顔を夢を、そして未来を届けてくれる。
浦安ベイマリーンズ1B、2017年初勝利————————。