「あの雲は何見えるか、1人ずつ発表してください」
「恐竜!」「カニ!」「ラクダ!」…(大人「ビールの泡!」)
爽やかな青空に心地良い風が吹き抜けます。
午前中は浦安で、雲からイメージを膨らませる練習をしました。
練習?
「これも練習です。想像(創造)力はとても大切だよ。ヒットのイメージ、みんなで1点を取るイメージ。
野球も勉強も、ただやるのではなく色んなイメージをしながら取り組もう」(監督)
午後は船橋へスターリーグの遠征に行きました。
畑の先を進んだ森の中にある専用球場は、素晴らしく整備されフィールド・オブ・ドリームスの趣です。
試合は快勝となりました。
切れ目ない打線のハイライトは本日の4番・Re君。
振り上げたバットから弾き出された白球は高々と青空を舞い、場外へ。
Re君はホームランボールをもらい、そっとリュックにしまいました。
ディフェンスでは、快投したT君の後を受けてH君がマウンドデビューです。
緊張するかなあと心配しましたが、ストライクを取るたびに笑顔を見せて気持ち良く試合を締めました。
ハイライトがもう一つ。
スタメンでセンターを守ったRy君は難しいライナーを捕れず悔し涙を流しました。
捕れる、という感覚があったから余計悔しいんだよね。
でもRy君。
第1打席のライト前は見事でした。好守備に阻まれライトゴロになりましたが、あの一打でランナーが進塁し打線がつながったのです。
そして君は、ベンチに戻らずそのまま1塁コーチャーを引き受けました。
この日は参加選手10人で、ベンチワークはとても忙しかった。
コールド・スプレーを受け取りコーチングに立つ君の姿は凜として格好良かったです。
ナイス・バッティング!ナイス・コーチャー!
試合後のミーティングでRy君は「次はあの打球を捕れるようにまた練習します」と元気に話してくれました。
我らが10番は侍ジャパンU12で台湾遠征中です。
大活躍してなんと大会ベスト・ナインに選出されました!凄すぎる…
お土産話が楽しみです。
世界に羽ばたくキャプテンもいます。受験に挑む仲間もいます。
少年たちに自我が芽生え始めています。
一人一人が違う未来を胸に描き、それぞれの道を歩み始める小学生最後の夏。
だから今は少しでも長く、みんなで一緒に野球がしたい。
少しでも長く、この夏が続きますように。
「夏休みは冒険の場。大好きな家族と友達と仲間と、遊びも勉強も、もちろん野球も全力で楽しみましょう。
そしてたくさんの発見(自分の宝物)をゲットしましょう。
何事も本気で取り組み、本気で探せば見つかるさ!まだまだ夏は終わらせない、いざ後半の夏へ☆」
(監督の言葉より)